独自の治療法を持つ淀屋橋にある歯科医院。3ヶ月で違いを感じる歯科矯正

エマーブル歯科・矯正歯科クリニック

歯の磨き方

アイコン歯磨きのコツ

 歯磨きには3つのポイントがあります。これを押さえているだけで、歯磨きは完璧です。



 ①歯は直接見えない割りに、意外と複雑

 ②歯ブラシの使いかた

 ③歯を磨く順番を決める


 一つずつ解説します。


歯は直接見えない割りに、意外と複雑


 歯は顔において、目よりも後方に位置しています。つまり、自分の生えている歯を直接見ることは不可能です。我々は、いろんなものを磨く機会があると思います。その中で、磨くそのものを見ないで磨くってことありますか?

 

 歯磨きは毎日やるもので、意外と気付いていなかったと思います。実はそういう意味で案外難しいものであるという認識をまず持って頂きたいのです。


 見えていない分、歯がどれだけ汚いのか?歯の構造がどれだけ複雑なのか?というのが分かっていません。これが分からないと上手く磨くことができません。


 歯がどれだけ汚いのか?についてはこちらを参照してください。


 それと、歯の構造の複雑さについてです。

 歯の汚れは歯垢という細菌の塊によるものです。細菌は生き残るために、出来るだけ磨きにくいところに沈着します。つまり、歯磨きは歯の複雑な構造を理解していないと磨けていないということになります。

            

 歯で汚れやすいところは、ズバリ歯と歯茎の間と、歯と歯の間です。

   

 この部分の歯磨きが出来ていることが非常に重要なのです。


②歯ブラシの使いかた


 それでは、この複雑な歯をどうやって磨くのでしょうか?


 例えば、窓を拭くときはゴシゴシ拭きますよね。しかし、歯磨きで重要なのは、窓の表面ではなくて、窓枠の隅の隅を拭くときです。

  

 窓の隅を拭くときは、大きなストロークでは拭けません。隅にタオルなりを押し付けて、汚れに接している部位を離さないようにして、細かいストロークで拭きますよね。歯磨きで重要なのはそれなんです。歯磨きで重要な部位は、隅なので大きなストロークでは磨けないのです。


 歯磨きの毛先は、歯の汚れやすいところに滑り込ませます。

 滑り込ませた毛先は、大きなゴシゴシ磨きにすると、毛先が離れてしまいます。そうすると、その部分が磨けません。この滑り込ませた毛先を汚れから絶対に離さないようにして磨くのが重要なことです。つまり、毛先を小刻みに動かしましょう、という磨き方になります。小刻みというか、振動させてが正解かもしれません。大体1か所につき20回くらい振動させればよいかと考えます。


 歯ブラシで磨くのは、歯垢です。歯垢というのは魚の白身をつぶしたような性状です。ですので、どれくらいの力で磨けば良いのかは分かりますよね。私は、歯ブラシの先を指3本か4本で優雅に持つような持ち方をお勧めしています。歯磨きは力が入りすぎても良くないので、この持ち方だと安心です。

 

 ちなみに、電動歯ブラシが良いのかどうかを質問されることがありますが、私はどちらでもよいと思っています。電動歯ブラシだと毛先を滑り込ませたあと、手を動かす必要がなく、勝手に歯ブラシが動いてくれます。歯ブラシを振動させるように磨くのが苦手な方にとっては非常に有効です。


 歯ブラシは毛先が命です。右のようになったら交換しましょう。

      


③歯を磨く順番を決める


 磨き方が分かったら、あとは隈なく磨くだけです。隈なく磨くためには、磨く順番を決めておくというのが非常に重要です。


 どこかの端から始め、一か所につき20回磨き、磨けたら隣に移っていき、磨き残しがないようにします。


 これだけ磨ければ、まあ大丈夫です。その他、デンタルフロスや歯磨き粉、マウスウォッシュなど、補助的に使用していくと、より清潔に保たれます。


 しかし、自分自身の歯磨きでは取り切れない汚れや、磨ききれない場所もあります。完璧にむし歯、歯周病を予防するためには、定期的に歯科医院で機械によって磨く必要があります。虫歯がなかったとしても、口を清潔に保つために歯科医院へ通うことをお勧めします。


 



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