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エマーブル歯科・矯正歯科クリニック

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歯はなぜ動くのか?

2016年8月2日 / 歯科豆知識

歯というのは、言うまでもなく食べるために必要なものです。

基本的に動物は食べることが出来なければ、生きていくことが出来ません。

食物を自分の栄養に変えていくことにより、生命を維持することが出来ます。

その第一段階として、食物を消化しやすいように細かく粉砕するのが歯の役割です。

 

歯の役割は食物を粉砕することですが、

我々現代の世の中に住んでいる人間はとても食べやすいものばかりを食べています。

すなわち、食物がやわらかいのです。そのため、あまり咬まなくても食べることが出来ます。

しかし、太古の人間や、野生の動物などは、

食物を咬んで粉砕しないことには、食物をうまく消化することが出来ません。

そのため、動物にとって、歯は生命維持のために非常に重要なものであり、

咬むという機能がうまくいかない動物は基本的には死んでしまいます。

 

ところで、上下の歯が咬むということは、とても複雑なことです。

歯は上下の顎にあり、それが重なり合うことにより、食物を咬み、粉砕することが出来ます。

もし、上下の歯がうまく重なり合うことが出来なければ、食物を咬むことが出来ません。

はさみと違い、歯には左右がありますので、左右のバランスが違ってもうまく咬むことが出来ません。

口を閉じていった時にうまく上下の歯があたるからこそ、咬むことが出来るのです。

 

単純に歯は上下別々に萌えてきます。

その別々で萌えてくる歯たちが、どうしてしっかりと咬み合うことが出来るのでしょうか?

歯が萌えてくるときに、

どちらかの歯並びが悪かったり、

上下の顎のバランスが悪かったり、

顎を骨折したり、

歯が折れたり、

いろんなアクシデントが起こると、普通ならば上下で歯が合わなくなるはずなのですが、

それでもそれなりには咬んできます。


どうしてでしょうか?

 

答えは、歯が動くからです。


どんな顎の形でも、どんなアクシデントがあっても、

生命を維持するために何とか上下の歯で咬めるようにしなければいけません。

だから、歯はきまった位置に萌えるのではなく、

その口の中の環境で一番咬むことが出来る位置に移動しようとします。

咬む力が、歯をそれなりの位置に誘導するのです。

つまり、歯が動くということは、生命維持にとってとても重要なことなのです。

 

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